■ 最低の話
■ 最低の話
彼女に振られて1年以上経った。
振られた時にはこの世の終わりぐらいに悲しかったけど、最近自分の中でモヤモヤしてたことがはっきりしてきた。
確かに最低だ。
でも、でも心の底から拒否反応が起こらないのはなぜだろう?
彼の心情にまったく同意できないのは確かだが、自分の中の奥底で、彼を肯定している自分がいることに、我ながら驚く。
記憶の糸を辿って、「10年前は俺もそうだった」と思える(思いたい)のがその理由なのかもしれない。
彼を否定することは、過去の自分を否定しているのも同然だと感じるからなのかもしれない。
しかし、正確なところは、自分自身でもわからない。
ただひとつ言えることは、現在の自分は10年前の自分ではないということ。
自分は変わった。
家庭を持って、人を愛するということがわかりかけてきている自分を感じる。