■ Vista搭載で5万円台のミニノート「HP 2133」を国内投入
Vista搭載で5万円台のミニノート「HP 2133」を国内投入 - ITmedia +D PC USER
5月21日、日本ヒューレット・パッカード(HP)は低価格なミニノートPC「HP 2133 Mini-Note PC」を発表した。販売は6月上旬の予定だ。価格は同社の直販チャネル「HP Directplus」で5万9850円から。
今回投入されたHP 2133は、これまでのミニノートPCが犠牲にしてきた使い勝手、デザインや堅牢性に重点を置いた製品だ。ボディにはアルミとマグネシウム合金にアルマイト加工を施すことで、金属的な質感を出しつつ堅牢性を確保する。キーボードはASCII配列で、主要キーは17.5×17.5ミリの正方ピッチを確保し、タッチパッドも64×32ミリとこのクラスでは大型のタイプを採用して快適な入力環境を実現している。
堅牢性では、同社のビジネス向けPCで導入されている衝撃保護システム「HP 3Dドライブガード」を備えたり、液晶ディスプレイを傷などから守るために表面にアクリルパネル(HP スクラッチ・レジスタント・ディスプレイ)を張ったり、キートップに米デュポン製のマイラーを張って塗装ハゲや液体から保護したりと、低価格モデルながらさまざまな配慮がなされている。
ボディサイズは255(幅)×166(奥行き)×27.2~35.5(高さ)ミリ、重量は3セルバッテリー搭載時で約1.27キロ、6セルバッテリー搭載時で約1.44キロだ。6セルバッテリー装着時は底面に3セル分のバッテリーが出っ張る形になる。バッテリー駆動時間の公称値は、6セルで約4.6時、3セルで約2.3時間だ。
EeePCの競合製品が、HPから出る。
消費者としては選択肢が広がることを素直に歓迎したいし、かなり魅力的なスペック。
EeePCの不満点であろう「解像度」と「ストレージ」、そして「質感」についてはこちらが圧勝。
そのかわり、「バッテリライフ」「重量」「CPUパワー」「(SSDでないことによる)耐衝撃性」などが不満点になりそう。
上位機種を購入するとEeePCより定価ベースで3万円、値引き等を考慮すると約2倍の価格差があるが、それでもこれまでのミニノートの常識からはかけ離れた低価格なのは間違いない。
さて、夏のボーナス時期に向けて、購入候補の絞込み検討に入ろうか...