高齢者福祉

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2007年11月23日

■ 東京マルイ グロック17とKSC USPc - ポリマーフレームオートの競演

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一方はオーストリアグロック社のベストセラー、グロック17。
そしてもう一方は、近代技術とガバメントスタイルの枯れた操作性を絶妙に融合した後発、ドイツH&K社製USP Compact。

両者を並べてしげしげと見つめてみる。
設計思想の違いが、いたるところに見つけられて面白い。

リリース直後は色物拳銃という不名誉な評価を受けていたグロックだが、この拳銃が、拳銃としての機能を追求した結果の設計であるということは疑う余地はない。
簡潔な操作と高い安全性
そのふたつの命題が、グロックピストルをこのようなシンプルなデザインに仕立て上げた。
警察官や軍人といった、拳銃を多用し、かつ操作に熟練した人間に最善の操作性と安全性を提供したグロックは、ある意味拳銃の究極のスタイルと言える。
しかしその反面、先のエントリで書いたように、拳銃の扱いに不慣れな初心者には安全とは言い難く、危険な一面も持ち合わせている。

そんなグロックの牙城を切り崩すべく登場したUSPは、長い歴史を持つオートマチックピストルの古典であるコルトガバメントの操作系を継承しつつ、ポリマーフレームオートの利点も最大限活かすことに挑戦した拳銃だ。
残念ながらオートピストルの市場を席巻することは叶わなかったが、同様の設計思想を持つポリマーフレームオートが多数存在する事実からもわかるように、これが近代オートマチックピストルのデファクトスタンダードと言えるのではないだろうか。

拳銃のデザインに、設計者の熱い想いを垣間見る。
トイガンには、こんな楽しみもできるんだな。