高齢者福祉

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2007年06月02日

■ 父の形見の万年筆

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病床の父がまだ比較的元気だった頃、父の誕生日に病院に外出届を出してふたりでデパートへ赴き、

好きなペンをプレゼントするよ

と購入してあげたのがこの万年筆。
ドイツのペリカン社製、スーベレーンM800、緑縞モデル

万年筆には詳しくないが、このモデルは愛好家に定番品として認知されているモデルらしい。
最高の書き味を持つ万年筆として、最上位モデルのM1000より高評価をするマニアも多いそうだ。

父の死後、形見分けの時にこのペンを譲り受けた。
父に贈り、そして我が手に戻ってきた高価な万年筆。
何とも不思議で、複雑な感覚だ。

結局父はこのペンを常用せず、古くから愛用したパイロット社の万年筆で執筆するのを好んだ。
しかし、このペンをプレゼントするに至る、父と二人きりで過ごしたあの買い物の記憶が、亡くなる直前の父との最高の思い出だ。

B000IGSMOMPelikan スーベレーン 万年筆 緑縞 M800

Pelikan
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