多くのモバイルマシンを所有してきた。
現在に至るまで手元にあるマシンもあるし、泣く泣く処分したマシンもある。
そんなモバイルマシンの変遷を辿りながら、各ジャンルにおける個人的ナンバー1マシンを考えてみようと思う。
主観たっぷりなので、他の人の参考にはならない。間違いなく。
■ ハンドヘルドPC
MobileGear MC-R430→Jornada710→Sigmarion III。
一番好きなカテゴリのはずなのだが、それほどたくさん所有しているわけではなかった。
そんな中でも一番思い入れのあったマシンはJornada710だ。
限界まで小型化した筐体に、これまた快適性の限界に挑戦した比較的素直な配列のキーボード。
拡張性も十分、液晶の発色や解像度に難ありだったが、テキスト入力するのにこれほど快適なHPCはなかった。
■ ポケットPC
CASSIOPEIA E-55→CASSIOPEIA E-2000→W-ZERO3→W-ZERO3[es]。
このジャンルでの最優秀賞は、毎日現役で活躍しているW-ZERO3[es]としておく。
PPCとしての使い勝手に不足なし。
さらに電話機としても実用レベルと、何でもできる優等生。
スマートフォンと呼ぶに相応しいこなれたマシンだと思う。
■ Palm
Visor Edge→Visor Platinum→Visor Prism→CLIE PEG-NX70V→CLIE PEG-NX60→CLIE PEG-TJ25。
Visorシリーズとの出会いで、PalmOSマシンとの関係が始まった。
最初にVisor Edgeを手に入れたことは、幸運だったと思う。
ずっと持ち続けたいと思わせるに足る美しいデザインが、デジタルガジェットヲタの自分の心を激しく魅了した。Visor Edgeで初体験したPalmOSの洗練されたUIに惚れ込み、現在に至るまでその感覚は変わっていない。
なかでもVisor Prismは、軽快な動作はそのままに、発色のよい65000色のカラー液晶を搭載し、「所有する悦び」と同時に「使い込む悦び」をも与えてくれたということで、個人的にはナンバー1マシン。
重く、大きな筐体という欠点を相殺してなお有り余る魅力を備えたマシンだと感じる。
■ 総括
所有していた(している)各ジャンルのマシンを羅列したが、フルキーボード搭載機の割合が非常に多い。
これは自分が手書き入力やソフトウェアキーボードでの入力ではなく、PDAでもフルキーボード出の入力を渇望していたことの照明だろうと思う。
結果、重くて大きなマシンばかりがそろうことになったのと同時に、「実はそんなにキーボード入力していない」ことに気付くこともできた。
ま、なにより状況に応じた使い分けを模索するのが楽しいということだ。