高齢者福祉

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2007年02月17日

■ 一期一会 - 旅立つ後輩へ

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職場でともに汗を流してきた後輩が、本日をもって退職となる。

彼にはやりたいことがあるそうで、それは今の職場では出来ないことのようだ。
彼のこれからの人生が実りあるものとなるには、この決断が最良なのだろう。
仲間として、そうであると信じたい。

彼は職場随一のムードメーカーであり、ペースメーカーでもある。
仕事に対する情熱に溢れ、後輩想いの、情に厚い人物だ。
個人的には、馬鹿話でも、人生相談ですらすることができる弟のような存在だった。

さらに、彼が父の死を看取ってくれたことも忘れることは出来ない。
急性腎不全による急激なカリウム値の上昇で心停止を起こした父を、必死に蘇生させようとしてくれた。
病状は非常に深刻だったので、結果として父は帰らぬ人となったが、永遠の眠りについた父の亡骸を前にして、彼は大粒の涙を流した。
すべてが終わって呆然と立ち尽くす自分にとって、彼のあの涙は自分が流すことが出来なかった涙の代弁なのだと思っている。

彼は、そういう心の温かい人間だ。

この職場にとっての彼の役割を考えると、重要な人材を失ったのだと残念でならない。
しかし彼の長い人生において、今回の転職が希望に満ち溢れた転機であるなら、これからの彼の素晴らしい旅路に心からのエールを送る。

出会いと別れは必ず一対なのだと実感する。これこそが一期一会、これこそが縁(えにし)なのだと。
願わくば、彼が新しい環境や人間関係で辛酸や渋気を味わうことなく、彼の素晴らしい人間性を残したまま、大きく成長してくれるように。
そして彼が、これからの一期一会を大切に歩んでいくことを祈っている。

生まれてくる子どもと奥様を大切に。
新しい環境を、人生を楽しんでください。
そして、君が大きく飛躍してくれるのを楽しみにしています。

それではお元気で、弟よ。