高齢者福祉

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2006年11月14日

■ 初七日を終えて

本日、初七日を終えて、父の法要は一段落となった。

振り返ると、病室での付き添い生活中に父の死を予感したことが何度もあった。
そのたび、

「父が死んだら、心にぽっかりと穴が開いたようになるんだろうな」

と、漠然と思っていた。
しかし、いざ父が亡くなってみると、そんな喪失感に浸っている時間などなかった。
法要で失礼のないように、気が張り詰めた毎日を送った。
喪主である母と、自分は冠婚葬祭にはほとんど無知で、親しい親戚や葬儀屋さんに手伝ってもらったり、アドバイスをもらったりで、実際には自分たちはオロオロするばかりで、ほとんど何も動けていなかったのだが、気だけが焦って、狼狽していた。

職場からもらっている忌引き休みも明日で終わり。
今回の件でいったんは集まった家族が、またそれぞれの生活に戻っていく。
父が亡くなったことでひとり暮らしとなってしまう母の気落ちが心配だ。

それでも無常に時間は流れていく。