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2006年11月07日

■ 「mixiの裏技」でパニック バグ悪用でデマ出回る

「mixiの裏技」でパニック バグ悪用でデマ出回る - ITmedia News
「他人のページに『足あと』を残さずに訪問できる裏技がある」――SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)「mixi」で11月5日夜、こんなうわさが流れた。だがこの“裏技”を実行すると、他のユーザーが自分のページにアクセスできなくなってしまう不具合が起きる。原因はmixiのバグ。一部ユーザーが実際に実行してしまい、一時パニックに陥った。運営元のミクシィは11月6日未明にこの不具合を修正し、今は騒動は収まっている。

またmixiで騒ぎ。
それにしてもmixiはネタが尽きませんな。

 情報は5日夜に「mixiの裏技」「相手のページに足あとが残らない方法」などというタイトルで、規模の大きなコミュニティーにマルチポストされていた。
 内容は、自分のページへのアクセスを制限できる「アクセスブロック」機能で特定の設定をすれば、自分の「足あと」(自分が他人のページにアクセスしたことを知らせる機能)が見えなくなったり、友人限定で公開している日記を、友人でなくても読めるようになる――というものだった。
 この情報が投稿された掲示板には、最初に投稿したユーザーとは別アカウントで「本当だ」「すごい!」などというコメントが相次いで書き込まれ、信ぴょう性が高い情報であるかのように見せていた。だが、この設定を実際に行うと、すべてのユーザーから自分のアカウントにアクセスできなくなる不具合が発生。これはmixiのバグだった。

とまぁ、この事件の概要はこんな感じらしいが、騒ぎはこれにとどまらず、さらにダメ押し。

 投稿を信じて設定を行ってしまったユーザーの一部はパニックに陥り、コミュニティーの掲示板で対策について情報交換した。だが、掲示板上にも悪質なユーザーが出現。修正法と称して、コマンドプロンプトからCドライブをフォーマットする方法や、ドライブ内の全ファイルを削除する方法などを紹介する悪質な書き込みや、ブラウザクラッシャーやトロイの木馬のURLを「対策ページ」として貼り付けるなどのケースもあった。

実はこっちの方が問題かも。
もちろん騒ぎを大きくしようと暗躍する悪質なユーザーが悪いのだが、『修正法と称して、コマンドプロンプトからCドライブをフォーマットする方法や、ドライブ内の全ファイルを削除する方法などを紹介する悪質な書き込み』を信じて実行してみたり、『ブラウザクラッシャーやトロイの木馬のURLを「対策ページ」として貼り付け』られて踏んじゃうユーザーがいたのなら、それもどうかと。

ネット上のセキュリティ意識の甘さは、それだけで罪であると自覚しなければならないね。
自戒を込めて。

コメント

実はこの手の問題はmixi立ち上げ時からずっとあったなんてことはないですかね? 上場した途端一気に注目されてしまい、ネタの宝庫であることが分かっただけで。
私の直観では、SNSのように人間関係をサポートするシステムは規模を大きくしてはいけません。頭の中の人間関係と同じく、大体10から20名ぐらいに収まっているのが理想です。それを機械の力で無理矢理スケールアップさせたらどうなるか。「モダン・タイムズ」よろしく、頭の方は機械との同期がとれなくなって、パンクしてしまうでしょう。人間をサポートするはずの機械がいつの間にか人間を暴走させていたとしたら、皮肉なことです。
私はこのような結末をかなり前から予想していました。機械としか付き合っていないシステム屋さんが人間の心理を捕らえるのがいかに下手であるか、嫌となるほど見てきたからです。そんな人たちが人間関係のような心理現象を扱うことは人間への冒涜だと思っていました。ただ、システム屋さんだけでなく一般の人たちもそうだったことまでは読みきれませんでしたね。

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