■ さおだけ屋はなぜ潰れないのか? - 身近な疑問からはじめる会計学
タイトルを見て、例の錆び付いた軽トラと、あの独特の「た~けや~、さおだけ~」というメロディが思い浮かんだのなら、読んでおいて損はないと思われる。
実に魅惑的なタイトルだ。
タイトルでそんな風に言われると、確かに「あのさおだけ屋は、儲かっているのだろうか? そもそも商品が売れているのを見たことがない。売れない商品だけを売り歩いて、商売になっているのか?」と、疑問が脳裏を駆け巡る。
うまい、これはうまいタイトルセンスだなぁ。ベストセラーになるわけだ。
comWeeはいわゆる入門書というものをあまり読んだことがない。
PC、ネット、モバイル関係の入門書なら多少購入したこともあるが、それらの「好きな」ジャンルの入門書は、目次と読みたい内容のページを斜め読みして終了することが多い。
つまり、買うことで満足してしまうタイプ。
そんなcomWeeが最後まで楽しんで読むことができた、初めての本。
会計学という、少々お堅いイメージの学問に興味を持つことができるという意味では、非常に秀逸。
少なくとも、日々の金銭管理について考え方が変わるかもしれない、親しみやすい会計学入門書。
久々に、人に勧められる本を読んだ気がする。
さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 山田 真哉 光文社 2005-02-16 売り上げランキング : 8 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
プロフィールを見てみると、この作者、76年生まれだって...
若いのに、いい本書くなぁと、さらに感服。