■ Metal Deluxe Case for CLIE NX
Vis-a-Visで購入した、もうひとつのNX70V用ケース。
先に紹介したレザーケースの品質に不安を感じたため、保険の意味で同時購入した。
NX70Vにぴったりフィットするようにプレスされたアルミ製のボディの内側に、ネオプレーン材という薄い衝撃吸収材が貼り付けられている。
専用設計のためマシンにまとわりつくようなフィット感で、この密着度が、そのままケースのデザインとなっている。
余計なラインや隙間、あるいは余裕は一切ない。
ただ、各インターフェイスへアクセスするための切り欠きがあるだけ。
蓋を閉じると、まるで眼鏡ケースか筆箱か何かに見えてしまう。
いい意味でも悪い意味でも、これがこのケースのデザインのすべてであり、これ以上ないくらいにシンプルなデザインであるとも言える。
実際に装着してみると、ケースとしての頑丈さ、安心感はこれ以上ないものだと感じる。
蓋を閉じた状態のメタルケースは、貝殻のようにすべてを包み込む。
マシン本体はケース内にガッチリと挟み込まれ、通常使用で脱落しそうな不安もない。
クラムシェルのCLIEにクラムシェルのメタルケース。
稼動部分が多く、構造上外圧に弱いNX70Vにとって、マシンを保護する観点では、最高のケースかもしれない。
ケースとしての目的を最優先したためか、使ってみると不都合の多いことも事実。
レザーケースのように、開いたカバー部分を背面に回すことができず、蓋は180°までしか展開しない。
その状態での実面積はカバー未装着時の2倍であり、常に手に持って使うPDAの使い勝手を著しく低下させる。
また、開いた蓋部分がNX70Vのホールド感をも悪化させている。
それもこれも、このケースが「横開き」のデザインであるためなのだが、マシン本体上部に搭載されたCF通信カードスロットを殺さないためには、こうするしかなかったのだろう。
(NX70V用メタルケースには、「縦開き」のものは販売されていない。他のモデルのCLIEには縦開きのメタルケースもある)
日常的に使用しているわけではないが、「持っていてよかった」と思えるタフなケースである。
現在、このケースは特別価格で販売中。
税込み1890円の破格!